猫の体温ってどれくらい?

「なんだか熱い?」「ちょっと冷たくない?」その違和感が大切です
猫の体温は人より少し高く、触れたときの感覚で「熱い」「冷たい」と感じても、 実は正常な範囲であることも多いです。 まずは猫の基礎体温を知ることで、体調の変化に気づきやすくなります。 ここでは、猫の体温の基準、異常のサイン、家庭での測り方をやさしく解説します。
1. 猫の体温はどれくらい?(正常値)
① 猫の体温の基準値
38.0℃〜39.5℃が健康な猫の平熱とされています。
- 子猫:やや高め(38.5〜39.5℃)
- 成猫:38.0〜39.0℃
- シニア猫:やや低め〜安定
触ったときに“あたたかい”と感じても、それは正常な場合がほとんどです。
② 体温は1日の中でも変動する
朝はやや低く、夜に向かって少しずつ上がるのが一般的です。 運動後や緊張しているときも体温が上がりやすくなります。
2. 異常な体温のサイン
① 体温が高い(発熱の目安)
- 体温が39.5℃以上
- 元気がない・じっとしている
- 食欲低下・水を飲まない
- 呼吸が早い・熱気を帯びている
感染症・炎症・脱水などが原因の可能性があります。
② 体温が低い(低体温の目安)
- 体温が37.0℃以下
- 震える・動きが鈍い
- 体が冷たい・手足がひんやり
低体温は緊急性が高いため、すぐに受診が必要です。
3. 家でできる猫の体温チェック方法
① おすすめは「肛門体温計」
最も正確なのは肛門で測る方法です。 ペット用体温計があると安全に測定できます。
- ワセリンやオイルを少し塗る
- 2〜3cmほど優しく挿入
- 体を保定して落ち着かせる
② 触ってわかるサインもある
- 耳の付け根が熱い → 発熱の可能性
- 肉球が冷たい → 低体温の可能性
- 背中の皮膚を触って温度を確認
正確ではないものの、体調の変化に気づくきっかけになります。
4. 体温が気になるときの家庭ケア
① 発熱時(高体温)のケア
- 静かで涼しい場所で休ませる
- 水分をこまめに補給する
- 興奮させず、安静第一に
② 低体温のケア
- 毛布・湯たんぽでやさしく保温
- 暖房の直風は避ける
- 抱っこで体温を伝えてあげる
③ 睡眠環境を整えると体温が安定しやすい
体調が不安定なときは、深く休める寝床がとても大切です。 ふんわり包まれるマシュマロクッションベッドは、 猫が安心して体を温め、余計なエネルギーを使わずに休める環境を整えてくれます。
5. すぐに動物病院に相談するべきサイン
① 見逃さないでほしい体温異常
- 39.5℃以上の発熱が続く
- 37℃以下の低体温
- ぐったりして動かない
- 食欲がない・水も飲まない
- 震え・呼吸の異常
体温は命にかかわる重要なサインです。 少しでも不安なときは早めの受診がおすすめです。
まとめ:「いつもの体温」を知ることが健康の第一歩
猫の体温の正常値を知っておくことで、体調の小さな変化にも気づきやすくなります。 特に、発熱・低体温は早期対応がとても重要です。
体調を崩しやすい季節や換毛期には、しっかり休める寝床を整えることも大切。 やさしく包むマシュマロクッションベッドで、 猫ちゃんが安心して過ごせる毎日を支えてあげてくださいね。









