犬の目の充血は要注意?

赤い目は「小さな刺激」から「緊急サイン」まで幅があります
ほこりや乾燥で一時的に赤くなることもあれば、感染・外傷・緑内障など 早めの受診が必要なケースも。見分けの目安と おうちでできるやさしい対応、そして受診のタイミングを専門家の視点で解説します。
1. 犬の目が赤くなる主な原因
① 刺激・乾燥(ほこり・花粉・エアコン)
空気の乾燥や粉じん、強い風で一時的な充血が起こります。 目やにが少量で元気・食欲が普段どおりなら軽度のことも。
- 室内は湿度40〜60%を保つ
- 散歩後は顔まわりをやさしく拭く
- エアコンの直風を避ける
② 感染(結膜炎・角膜炎)
細菌・ウイルスや乾燥・擦れが引き金に。黄色/緑の目やに・まぶしがるは受診目安です。
③ アレルギー(花粉・ハウスダスト・フード)
季節で増減、くしゃみ・皮膚のかゆみを伴うなら疑いあり。環境調整が重要です。
④ 外傷・異物(草の種・砂・自傷)
草の種で急な強い充血・痛みが出ることも。こすり防止が先決です。
⑤ 緑内障など“緊急”の可能性
突然の激しい赤み/黒目の白濁/眼球が硬い・大きい/嘔吐や沈鬱は至急受診(当日)。
2. おうちでの“観察ポイント”
① ここを毎回チェック
- 目やにの色・量:透明〜白は軽度ことも。黄色〜緑は受診目安
- まぶしがる・こする:痛みや異物のサイン
- 左右差:片目だけ強い赤みは要注意
- 全身の様子:食欲・元気・発熱・嘔吐の有無
② ホームケア“していい/NG”
- OK:清潔なぬるま湯/生理食塩水で目の周りを一方向に拭く
- OK:エリザベスカラー等でこすり防止
- NG:人用の目薬・自己判断のステロイド点眼
- NG:痛がるのに洗い流し続ける(悪化の恐れ)
3. 受診の目安(いつ病院へ?)
① 受診推奨
- 24〜48時間で改善しない
- 黄色/緑色の膿性の目やにが続く
- 繰り返す充血や慢性的な涙
② 至急受診(当日)
- 突然の激しい赤み・痛み(目を開けられない)
- 角膜の白濁・キズが見える/ぶつけた直後
- 瞳孔の左右差・嘔吐・ぐったりなど全身症状を伴う
4. 回復を助ける“やさしい休息環境”
① 低刺激で清潔な寝床に
目の不快がある日は、ほこり・繊維が舞いにくい清潔な寝床へ。 顔を床にこすりつけにくい“包まれる形状”が安心です。
② マシュマロクッションベッドがおすすめ
やわらかく包み込むマシュマロクッションベッドは、 体圧を分散しつつ落ち着きを促す“巣”のような安心感が特長。 低刺激な寝心地でこすり行動の抑制と安静をサポートします。
5. 予防と日々のケアのコツ
① 目の周りを清潔に保つ
- 帰宅後は濡れコットンで目頭→外へ一方向に
- 長毛の子は目周りの被毛カットで擦れ予防
- 寝具はこまめに洗濯・乾燥し低刺激に
② 環境とルーティン
- 室内の加湿・換気で乾燥/粉じんを減らす
- 散歩コースは草の実が少ない道を選ぶ
- 定期的な健康チェックと予防の相談
まとめ:観察+早めの相談、そして“安心して休める場所”を
軽い刺激でも赤くなりますが、痛み・濁り・膿性の目やに・突然の悪化は受診サイン。 おうちでは清潔とこすり防止、静かな休息で目の回復を助けましょう。
包み込む寝心地のマシュマロクッションベッドなら、 不安な日も落ち着きやすく、回復の時間をやさしく支えます。









