猫が水を飲まないのはなぜ？

① フードの水分量が十分足りている

ウェットフード中心の猫は、1日に必要な水分の多くを食事から補えます。 そのため、飲水量が少なくても実は足りているケースもあります。

② 水の場所・器が気に入らない

器の素材・におい・位置が気に入らないと飲まないことがあります。 特に猫はにおいに敏感で、洗剤の残りや金属臭を嫌がる子も。

③ 温度や環境の変化によるストレス

引っ越し、模様替え、来客など、 小さなストレスで飲水量が減ることがあります。 安心できる寝床があると、水を飲む余裕も戻りやすくなります。

④ 体調不良（腎臓・口内・消化器）

・口が痛くて飲めない ・気持ち悪くて飲みたがらない ・腎臓の負担で飲む量が急に変わる など病気のサインが隠れている場合もあります。

① 脱水

軽度の脱水でもだるさ・食欲低下・便秘などが起こりやすくなります。

② 膀胱炎・尿石症

水分不足は膀胱の炎症や結石の原因になることがあります。 特にオス猫は尿道が細いため、詰まりやすく危険です。

③ 腎臓への負担

猫はもともと腎臓に負担がかかりやすいため、 水分不足が腎臓病の悪化につながることもあります。

① 水の置き方を工夫する

• 複数の場所に水を置く（特に動線上）
• 器の素材を変える（陶器・ガラス・ステンレス）
• 毎日こまめに交換して新鮮な水を保つ
• 直射日光や騒がしい場所は避ける

② 飲みやすい温度にする

一般的には常温の水が最も飲みやすいと言われます。

③ 食事で水分を増やす

• ウェットフードの割合を増やす
• フードにぬるま湯をかけて“スープ状”に
• 水分多めのおやつを活用

④ ストレスケアも効果的

環境の変化や緊張で水を飲まない子はたくさんいます。 安心できる寝床（マシュマロクッションベッド）は、 “落ち着ける場所”を作ることで飲水量の改善に役立つことがあります。

① こんなときは注意

• 24時間以上ほとんど飲まない
• 尿量が極端に少ない／出ていない
• ぐったりして元気がない
• 嘔吐・下痢を伴う
• 泌尿器の持病がある

水分不足は命にかかわることもあります。 不安があれば早めの受診がおすすめです。