子猫にまたたびはNG?与える時期と注意点を解説


猫の健康・暮らし

子猫にまたたびはNG?知っておきたい注意点

猫が喜ぶイメージのある「またたび」ですが、体が成長途中の子猫には必要なのでしょうか。子猫への使用を控えたい理由や、与え始める時期、安全に使うための注意点を解説します。

またたびは、猫の気分転換やおもちゃへの興味を引く目的で使われることがあります。しかし、すべての猫に必要なものではなく、特に子猫には積極的に与える必要はありません。

またたびへの反応には個体差があり、子猫のうちはほとんど反応しない場合もあります。反応が見られないからと量を増やしたり、繰り返し嗅がせたりせず、成長するまで待つことが大切です。

子猫にまたたびは与えないほうがよい?

  • 子猫にまたたびは必須ではない
  • 体が十分に成長するまでは使用を控える
  • 反応しなくても量を増やさない
  • 商品の対象年齢と使用方法を確認する

子猫にまたたびを与えることが、必ずしも直ちに危険というわけではありません。ただし、子猫は体や神経が成長途中にあり、またたびによってどの程度興奮するかを予測しにくいため、積極的な使用は控えたほうが安心です。

またたびを与えられる年齢について、すべての猫に共通する明確な基準はありません。一般的には、体がある程度成長した生後6か月から1歳以降をひとつの目安として、少量から試す方法が考えられます。ただし、商品ごとに対象年齢が異なるため、パッケージの表示を優先してください。

子猫には、またたびを使わなくても、猫じゃらしやボール、飼い主さんとの触れ合いなどで十分な刺激を与えられます。急いで経験させる必要はありません。

子猫がまたたびに反応しにくい理由

またたびへの反応は成長とともに現れることがある

猫は、またたびに含まれる「ネペタラクトール」などの成分をにおいで感じ取ると、顔や体をこすりつける、床を転がる、活発に動くといった反応を示すことがあります。

しかし、月齢の低い子猫では、このような反応がまだ現れないことがあります。成長後に反応するようになる猫もいるため、子猫が興味を示さなくても心配する必要はありません。

成猫でも反応しない場合がある

またたびへの反応には、生まれつきの個体差があります。成猫になってもほとんど反応しない猫がいる一方で、においを嗅いだだけで強く興奮する猫もいます。

またたびに反応しないことは、嗅覚の異常や病気を示すものではありません。その猫の個性として受け止め、無理に反応を引き出そうとしないようにしましょう。

反応の強さと心地よさは同じではない

激しく転がったり走り回ったりする姿が、必ずしも猫にとって心地よい状態とは限りません。落ち着かない、攻撃的になる、呼吸が乱れるといった様子が見られた場合は、刺激が強すぎる可能性があります。

またたびを試す前に確認したいこと

年齢と体格

成長途中の子猫には使用せず、体が十分に成長してから検討します。対象年齢が記載された製品は、その表示を必ず守りましょう。

当日の体調

食欲がない、下痢や嘔吐がある、元気がないといった日は使用を避けます。普段どおり元気な日に試してください。

持病や治療の有無

心臓や呼吸器などに持病がある猫、治療中の猫には、自己判断で使わず、事前にかかりつけの獣医師へ相談しましょう。

安全に動ける場所

興奮して走ったり転がったりする可能性があります。家具の角や段差、割れ物がない安全な場所で使用しましょう。

多頭飼いの家庭では、ほかの猫との距離にも注意が必要です。またたびによって興奮した猫が、同居猫を追いかけたり攻撃したりすることがあります。初めて使用するときは、猫同士を別の場所に分けて反応を確認すると安心です。

猫にまたたびを安全に使うポイント

  • 最初はごく少量だけ使用する
  • 飼い主さんがそばで見守る
  • 短時間で片づけ、出したままにしない
  • 毎日の習慣にせず、ときどき使用する
  • 強い興奮や体調変化があれば中止する

少量から反応を確かめる

粉末や液体、枝など、またたび製品にはさまざまな種類があります。含まれる成分の濃さや適切な使用量も異なるため、商品の説明を確認し、最初は記載量より多くならないよう注意しましょう。

粉末タイプの場合は、大量に直接なめさせるのではなく、おもちゃや爪とぎにごく少量付けて反応を見ます。効果が弱く見えても、追加を繰り返さないことが大切です。

使用中は猫から目を離さない

またたびに反応した猫は、突然走り出したり、普段とは異なる動きをしたりすることがあります。高い場所や階段の近くを避け、落ち着くまでそばで見守りましょう。

異変があれば動物病院へ相談する

興奮が長く続く、何度も吐く、ふらつく、呼吸が苦しそう、意識がぼんやりするといった異変が見られた場合は、使用を中止して動物病院へ相談してください。

受診する際は、使用した商品のパッケージを用意し、種類や量、使用した時刻、猫に現れた変化を伝えられるようにしておきましょう。

子猫が安心して過ごせる環境の整え方

子猫の気分転換には、またたびを使わなくてもさまざまな方法があります。短時間の遊びを一日に数回取り入れたり、上下運動ができる場所や隠れられる場所を用意したりすると、子猫らしい好奇心を満たしやすくなります。

活発に遊んだあとは、周囲を気にせず眠れる休憩スペースも必要です。人の出入りが多い場所やテレビの近くを避け、室温が安定した静かな場所に寝床を整えてあげましょう。

ケアリュクス

子猫が遊び疲れたときに、ゆったり体を休められる場所として、クッションベッドを取り入れる方法もあります。猫が丸くなったり、体を伸ばしたりしやすい休憩スペースづくりに役立ちます。

初めから無理に乗せるのではなく、普段使っている毛布や飼い主さんのにおいが付いた布を添え、猫が自分から近づくのを見守りましょう。

  • 遊んだあとに落ち着ける場所をつくれる
  • 猫が好む静かな場所に設置できる
  • 安心して眠れる環境づくりに取り入れやすい

まとめ

子猫へのまたたびは、絶対に禁止されているものではありませんが、積極的に与える必要もありません。体が十分に成長するまでは使用を控え、遊びや触れ合い、安心できる環境づくりを優先しましょう。

  • 成長途中の子猫にはまたたびを使用しない
  • 成長後も商品の対象年齢と使用量を守る
  • 初めて使うときは少量にして必ず見守る
  • 反応しない猫に無理に嗅がせない
  • 体調に異変があれば獣医師へ相談する

またたびへの反応は猫それぞれです。年齢だけで判断せず、その日の体調や性格、反応の強さを見ながら、安全を第一に取り入れてください。